抵当権と根抵当権の違いとは?

不動産担保融資を受ける場合、担保とする土地・建物に抵当権又は根抵当権を設定します。

 

一般の方に最も利用されている不動産担保融資といえば住宅ローンでしょう。

金融機関の住宅ローンの場合抵当権が設定されます。

 

抵当権の場合、1回の借入につき1つの設定となるので、2口目・3口目と借入る際には

その都度第2順位・第3順位の抵当権を設定されることになります。

 

対して根抵当権は極度額を設定し融資枠を定めその範囲内の債権が担保されるので、

例えば融資枠1000万に対し1口目の借入300万・2口目200万・3口目200万・・・

という具合に債権総額が1000万に達するまで反復・継続しての利用ができます。

 

また、抵当権は完済すれば自動的に消えます(抹消登記は別途自分で行う必要があります。)が、根抵当権は融資枠の設定なので完済後もそのまま残して再度借入に使うことができます。

また、抵当権は借入の都度登記費用が必要となりますが、根抵当権であれば(融資枠内の借入なら)1度の登記費用で済むので費用の節約にもなります。

 

住宅ローンは1度きりの借入なので抵当権が利用されますが、運転資金などの事業性の借入や今後万一の借入が生じる可能性がある場合、反復継続して借入ができる根抵当権のほうが利便性に優れます。

 

日栄倉庫㈱の不動産担保融資では根抵当権を設定して融資枠を組んでいます!

急に資金が必要になった時などぜひ活用してください!